HOME安達 千晶

main3
  • 安達 千晶

  • CHIAKI ADACHI

ー学内でもあまり他クラスとの接点がないので、今日はたくさんお話を聞き出したいと思います!ではよろしくお願いします。
早速ですがプロフィールを教えてください。

安達安達千晶です。1月14日生まれで、出身は新潟県です。好きな事はお散歩をしたりブローチを作ったりすることです。小中学校ではずっとスポーツをやっていて高校では吹奏楽をし、そこから服飾の世界にきました!

ーありがとうございます。では早速質問に移らせていただきます。まず、なぜドレメに入ったんですか?

安達私は舞台衣装とかではなくて普通の服作りや服の勉強をしたいと思っていて、文化服装やバンタンだと舞台よりなイメージがあったので違うかなって。それでいろいろ調べたら織田ファッションとかいろんな学校が出てきたんですけど、その中で一番最初に知ったのがドレメでした。母と姉も服飾を学んでいて、ドレメもいいんじゃない?と薦められました。高校のときの部活が忙しかったので、とにかくたくさんのホームページを見て、その中でドレメだけに体験入学に行きました。先生も学生スタッフもみんな優しくてこの学校だったらやれるかなって思って決めました。

321

ー実際入ってみてどうでしたか?

安達ずっと服飾の勉強をしたかったんですけど、たまたま出身の高校の服飾コースがひとつ上の学年で最後になってしまって福祉コースに入ったんです。だからほとんど何もわからないような状態でドレメに入って、最初はボタン付けとかもなんだこりゃ?!って感じでした(笑)。でも1年生の時の先生が丁寧に教えてくれて。先生は最初すっごく怖かったんだけど、今思えばあの頃がなかったら今の自分はないかなって思うから、基礎をしっかり教えてくれた先生には感謝しています。 今では服飾の高校出ている友達とも対等に話ができるから、やっぱりドレメは基礎を作ってくれる学校だなと思います。

ーそうですよね。私もそう思います。ではその基礎を学んだ上でどうして今のアパレルデザイン科に進学したんですか?

安達もともと入学した時は進学する気はなかったんです。ドレメに入ってからは主に縫う授業と絵を描く授業があるんですけど、最初はほんとに絵が苦手で今となっては見れないような絵を描いていたんですが、2年生の途中でいきなり自分でもうまくなったかなって実感できる時期があって、そこから絵を描くのが楽しくなりました。そこでデザイナーになりたいという夢が自然と出てきたんだけどデザイナー職の募集は学校に3年間行ってなきゃだめだったりしたし、自分でも仕事ができる自信がなかったので父に相談したら「学生は今しかできないからいいんじゃない?」と後押しをしてくれたので、進学しようと決めました。

ー素敵なお父さんですね。そして進学したアパレルデザイン科はどんな事を学んでいるんですか?

安達4月と5月はほとんどずっと絵を描いていました。そこでYKKのコンテストに出したデザイン画が選ばれたんです。いきなり知らない番号から電話がかかってきて、無視してたら留守電にYKKからのメッセージが入っててやばいって思いました(笑)。そして6月くらいからはずっと形出しをしていました。スケジュールを立てて、ちゃんと形が決まったのは夏休みに入ってからですね。YKKの商品をどう使うかとか、袖の形をどうするかとかたくさん悩みました。最近のトレンドに合わせてコンパクトなシルエットにしたりもしました。ボディが着るのと人が着るのとではとても変わってくるので大変でした。途中の作業からはクラスの友人が手伝ってくれたのでまだよかったのですが、それまでの作業は一人で居残りをして寂しかったし辛かったです。ショーのリハーサルでは周りの作品のレベルが高くて自身をなくしていたのですが、自分の作品がランウェイを歩いているのを見て内心ほっとしました。本番はクラスメイトや両親も見にきてくれて、、、。グランプリの名前を呼ばれた時は一瞬時が止まったみたいで正直あまり覚えていません(笑)両親の顔を見た瞬間涙が止まりませんでした。本当にいい経験ができたし、皆には感謝しています。賞金でみんなで焼き肉に行きました!

756

ーおめでとうございます!ひとつの作品を作るのにも時間がかかって大変ですよね。今現在は何をしているんですか?

安達卒業制作に取り組んでいます。私は2年生の時のショーでは染色した作品を作ったので今回は違うことをやろうと思って、3年生になってから選択授業で学んだ『織り』をやります。人の手からしかでないぬくもりをテーマにして、毛糸も使うし「手」で作って温かみのある服を作ろうと思います。今は製図からトワ-ルに写していてもうすぐ先生のチェックを受けるところです。

ー忙しそうですね。担任の先生は私たちからするとおもしろいイメージがありますが、、、。

安達おもしろいですね(笑)。でもチェックしてもらう時とかは緊張します。たまに怒るとこわいから。でも怒られるときはやっぱり自分がだめだった時だし、的確にアドバイスをくれてすごくいい先生だと思います。

ー想像できないです!また違った面もあるんですね。クラスの雰囲気はどうですか?

安達人数も少ないしほとんど1年生から同じメンバーだから、もうみんなの事知っててわかってるって感じ。ファッションのテイストもばらばらで、作っている時もいろんな角度から教えてくれるから、いい意味でばらばらで個性的。とてもいいクラスだと思います。普段は恥ずかしいからみんなには言わないけど(笑)。

ーばっちり載せちゃいます(笑)!じゃあ卒業はやっぱり寂しいですか?

安達、、、いやです。卒業したくないです!でもそれと同じくらい働きたいっていうのもあるのでちょっと複雑です。だから今は今しかできない事をやろうと思ってます。内定ももらったので、社会人になってもお金をためていろんな所に行きたいと思ってるけど、今は旅行だったりたくさん遊んだりお酒を飲んだりしています(笑)

4

ー最近行った楽しかったところとかありますか?

安達最近だと一昨日友達とバーみたいなところに行って、2人でワインボトルを2本空けました(笑)。他にもいろいろ飲んで、、、べろべろになって帰りました。一人でも飲むくらいお酒大好きなんですけど、記憶がなくなったりする失敗もあります(笑)。こういう経験も学生だからできることかな!!!

ー楽しんだもん勝ちですよね!ではさっき内定のお話が出たんですが詳しく教えていただけますか?

安達(株)シティーヒルの販売職で内定をもらいました。ちょっとかわいいお姉さんチックな服もあれば、原宿っぽいブランドやOL向けのブランドもあるような幅広い、とてもいい会社です!

ーデザイナーが夢と聞きましたが販売職についてはどう思いますか?

安達ほんとはデザイナーで内定も欲しかったけど、就職活動をしていてとりあえず受けるっていうのも大事だと思いました。でもやっぱり説明会に行って自分が入りたいとちゃんと思った会社を受けました。難しいことをたくさん言う会社や履歴書ばっかり見る面接官もいたけど、シティーヒルは全然そんな事なくわかりやすくて、会社にキュンときたの!ここならお給料に関係なくても楽しくアパレルで働けるかなって思います。4月から、頑張りましょう!

ー頑張りましょう!では最後に一言ありますか?

安達卒制が本格化してきますが切羽詰らないようにしたいです!常に今できる事をやること!

ー初めてお話をしてみて安達さんのファッションとの向き合い方や、やさしくてチャーミングな面が見ることができてよかったです。今回はありがとうございました。

main2

(interview & text : ファッションサービス科 2年 海野 沙也加)