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保坂めいん01
  • 保坂 勇希

  • YUKI HOSAKA

hosakalong今回はドレメに入学してからの保坂君について聞いていきたいと思います。

ーまず初めに、ドレメに入ってからの喜怒哀楽を教えてください。

保坂喜怒哀楽?

ードレメに入ってから嬉しかったこととか、悲しかったこととかです。

保坂嬉しかったこと?うーーーん・・・・・・・・

ー課題で褒められたとか成長を感じたとか。

保坂・・・・・ちょっと一回止めてもらえる?(笑)・・・喜怒哀楽がないからなあ・・。課題で上手くいったと思ったのは、まだこれといって自分で満足したのはないから、まだ分かんない。課題以外だと、学校終わってから原宿とか渋谷に行けるのは嬉しいかも。

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ーじゃあ、腹が立ったことは?

保坂腹立ったことが凄くあるね(笑)まず最初に学校の設備とかルールが面倒くさい。例えば自転車通学禁止とか。それから俺達もだけど、ファッションに対してやる気が薄い。ファッションの学校だから、もっと奇抜でお金かけている人がいると思ってた。そうじゃないってことが悪いってわけじゃないけど。

ー悲しかったことは?

保坂うーん・・・。もっと男子がいて、ワイワイしている感じかなあと思っていたら、全然いなくて・・・。女の子が多くて、ちょっと窮屈かなと思う時もある。例えば、まずトイレが一個しかない(笑)だから、トイレに行きたい時が友達と被ったら、待たなくちゃいけない(笑)それから、女子が多いからなんだか意見しにくい。去年、他の科のプレゼンを見て「もっとプレゼンを練習したら、もっと良くなると思う。」と言ったら、凄い批判をあびて・・・(笑)。直接はなかったけど、周りからの視線が厳しかった・・・

ーじゃあ、楽しかったことは?

保坂そうだね、ファッションショーとかを見れたりすること。それと、放課後ミシンを使えること。自分の着ていた古着をリメイクしたりすることが嬉しい。この間は自分のディッキーズのハーフパンツの裾にベルトを入れて、窄められるようにしたり。本当に簡単なものだけど。

ーでは質問を変えます。ドレメに入る前と後で、将来の夢は変わりましたか?その理由もお願いします。

保坂将来の夢は変わってない。将来の夢は自分のショップを持つこと。中学生の時からファッションは好きだったんだけど、そんなに強い情熱はなかった。だけど、高校受験の前ぐらいからかな。
自分の叔母がスーパーのようなお店を経営していたんだけど、それが祖父が倒れて潰れちゃって。昔は結構繁盛していたらしいんだけど、それで寂しい思いをして、いつかは自分のショップを持ちたいなあと思い始めた。その後高校に入ってからファッションが大好きになって、自分のショップを持つという夢ができた。

ーどういうお店を出したいですか?

保坂自分は古着が好きだから、古着の中でもなんだろうな、男ってうんちくみたいなのが好きだから、古着の年代とかディティールとかで博物館っぽくもしつつ、その古着のディティールを参考にした今の新しい商品とかドメスティックのブランドとかもあるようなショップにしたい。

ードレメに入ってから、一番印象的だった件を教えてください。

保坂とりあえず男子が少ない!!(笑)あとは校舎が凄く古い(笑)杉野ホールもせっかく新しく建てたのにあまり使えないし・・・。・・・愚痴ばっかり(笑)
ドレメのショーは、他の学校で見たショーとは違って窮屈な感じはしたけど、作品自体はレベルが高いものが多くて、凄くいい。そういったものを見てから、最初は服飾造形科に入るかファッションサービス科に入るか迷っていたけど、そういう作品を作る人は昔から家庭科とかの学校に行って学んでいたから、追いつけないなあと思ってファッションサービス科に入った。今になったら、レベルが高い衣装とかを作ってみたいなとは思う。
ファッションサービス科に入って良かったと思うのは、自由な時間が多い事。逆に服飾造形科に入ればよかったなあと思うのは、ファッションサービス科は造形の時間が少ないから造形の時間が多いという点はいいなあって思う。

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ー入学してから一年半経ちましたが、今のクラスは楽しい?

保坂入学当初はもっと奇抜な人がいるのかなあと思ってたら、別にそうでもないから、あれ?とはなったけど、洋服だけじゃないって事がファッションサービス科の良い所かもしれない。色々な授業があるから、視野が広がる。
だけど男女の割合の関係もあると思うけど、何かするときに俺は結構こだわり強いから、俺がやりたいって言ったら自分主導で皆がついてくるような形になって、退屈に感じるかもしれないと思って、意見言いづらいっていうのはあるかもしれない。だから、男子はどうなの?って聞かれたときに押し込めたことは何度もある(笑)
卒制でやりたいことは、服を一から作るということはやっぱりファッションサービス科には厳しいと思うから、さっきも言った古着のリメイクとかをして、ファッションサービス科で学んだ事を活かして演出できればいいなとは思う。

ーでは、最後に残り5ヶ月での目標を教えてください

保坂とりあえず内定が欲しい。それから、残り5ヶ月のうちに東京で一人暮らしを始めたい。今そのためにお金を貯めてて、もう少しで貯まる。あとは卒制を成功させられるように頑張りたい。自分の中での理想は、観客を巻きこめるようなショー。ただショーをやって終るのはファッションサービス科らしくないから、印象に残るようなショーをしたい。それに向けて動いていきたい。

ー普段聞けないような意見や愚痴も聞けて、楽しくインタビューが出来ました。ありがとうございました。

(interview & text : 只野 史織)